夏休みの思い出(#116)
海のない長野県で育ちました。
夏休みといえば、8時間かけて新潟の直江津に海水浴に連れて行ってもらった記憶があります。ただ楽しみにしていた海は波が荒く、楽しいより怖かった印象が残っています。
そのせいか、夏のレジャーはもっぱら近場の市民プール。
そこには長い滑り台があって、ドキドキしながら順番待ちの列に並びます。子どもの私にとってはすごいスリルでした。
普段は仕事ばかりであまり一緒に出かけなかった父ですが、なぜかプールはよく連れて行ってもらっていたような。
もしかしたら父にとっても、日常から解放され一瞬子どもに戻れる時間だったのかもしれません。
周りにあるのは山と畑と大空と…
そんな環境で育ったから、こうやって思い出すのは実にシンプルな情景。
だからこそ、そんなプールの思い出さえ引き立ってしまっているんでしょうね。
皆様の夏も良い思い出がたくさんできますように。
あなたの子供の頃の夏休みの思い出を教えてください(くれたけ#116)